益子で古くから焼かれている柿釉のお茶碗。
柿釉だけの単調なデザインに青釉を流し掛け
モダンで洒落たなデザインに仕上げました。
濱田庄司が柿釉に工夫を凝らし、その魅力を
存分に示しました。そんな産地の美意識が
魅力いっぱいの器を創作しています。
そんな益子焼も、今では柿釉を焼く窯元さん
めっきり少なくなりました。手間と費用が嵩み
今更と言われるようになったようです。
でもとても素敵な焼物。作って頂きました。
なんだかホッする落着いた普段使いの器。
気取った出来は、益子焼らしくありません。
ちょっと鍋を装ったり、肴や煮物を盛ったり。
毎日使う何気ない器、益子焼が似合います。

江戸末期から始まった益子焼。明治から続く
窯元井上製陶所。５代目敏一氏が昔どおりに
真面目におおらかに作りました。

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