とてもとてもキレイに仕上がった
渕が緋色のような黄色い木のお皿です。
その出来栄えは、ほれぼれする
美しさを放っています。
作り方は昔と変わりません。
栃の木を轆轤で削りだし形をととのえ
漆を何度も塗り重ねお化粧します。
乾かせては塗り、幾度も幾度も。
手間とひまかけたお皿です。
香川の漆器は全体に着色しません。
底とか、見栄えに障らない箇所は
すり漆という半透明な仕上げをし、
木の製品と分かるよう作るのです。
これが伝統のこだわり。
堅牢で美し木の器です。

讃岐は江戸の頃から漆芸王国。
色々な技法をあみだし、今も脈々と。
そんな香川の伝統工芸です。


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