通常の大きいお皿は３０cm位まで。
これを超えると焼成の時の破損や出来
が悪くなり、値段もポンと高くなります。
つまり作るのが、かなり難しい。
そんな技を要する３６センチの特大皿。
飛び鉋の具合や焼き上も美しい
キッチリした出来栄えの秀品です。
家族が少なくなり、親族や友人といった
集いが無くなり、大きな器を使う機会が
少なくなってしまいました。
だから窯元も大きな皿や鉢を焼かない。
気が付くと大物の食器って業務用だけ。
そんな時代が来ているように思えます。
たぶん無くなるであろう大皿です。

江戸の時代と同じ方法で作られました。
民窯の里小鹿田。
黒木昌伸窯の作品です。